誰も待っていないと思うが、私が社長になった話の第3弾。

2014.01.26.08:16

先ず、何故、私が日本とカナダの合弁事業会社の社長に要請されたのか?,それはこういう理由にある。

カナダに住んでいる日本人、インチキ英語ではあるが英語は話せる、日本の実質オーナーと面識があった。車も2台所有している、つまり彼が日本で投資話しを勧誘した顧客、確認の為のカナダに連れてきた場合、合弁会社のオフィスもあり日本人の社長もいる、必要なら現地不動産会社の担当者を伴って車で土地の確認ができる。

そのような想定、私がぴったりだった訳だ!

次に私が調査を要請した弁護士事務所、この弁護士事務所はカナダでも結構有名な企業専門弁護士事務所、主に民事、特に企業の吸収、合併、企業間訴訟、労使問題など企業側にたつ弁護士事務所、そこに優秀な日本人女性弁護士がいた、そしてその彼女に全ての案件をお願いした。

もう一つ、この事件で私が学んだ事、それはカナダの建設関係、不動産業、造園業、この種の職種というか企業というか、それは圧倒的にイタリア人が多い事であった。


さて、本題に戻るが弁護士事務所からの呼び出しで早速事務所にいった。そこには女性弁護士の他に弁護士事務所の調査部門の男性が一緒にいた。

彼の調査では、会社設立趣意書、これは問題ない,法人登記、役員も含めて法律上は問題なし、問題は2つ、その一番問題になったのは日本側投資家と結んだ契約書にあった、この契約書、実はこの合弁会社のカナダ側の不動産会社の顧問弁護士が作成したものだった。

勿論、この契約書、問題だらけであったが、なにより驚いたのがこの顧問弁護士、彼は弁護士業界でも有名な悪徳弁護士でイタリア系マフィアとも関係があるといわれている人物で彼自身イタリア人だった。

彼がこの契約書を作ったのだ。日本人は余り契約書に注意を払わないが、この国では最も重要な事である、私が依頼した弁護士事務所でもうまく作った契約書だと感心していたが、それだけ巧妙にできていた。

二つ目は私以外の役員、合弁相手側の不動産会社からでていたが、彼らの元の経歴、これにも驚いた、何と前歴は刑務所の看守であった。この投資案件サイトに彼の経歴が書かれてあった、それは彼が長い間勤務した先で色んな人物との交遊を深め、見識、人物を含め思索にとんだ人間であるとあった。

まあ、刑務所看守、書いてあること自体、間違いではないが(笑い),,,,,この現地不動産会社に拾われた彼、恐らく服役者のイタリア人あたりの誘いだったのではないか、今ではそう思っている、この男、私がこの合弁会社社長に就任したのが相当気にくわなかったようだった。それは私が社長に就任する前は彼がこの事業の責任者だったからだ。


私はこの投資話、日本側の勧誘パンフレットやネットで特別に作られたサイトも見たが、これはカナダ側の資料を基に日本語訳、美味しい事業に見せかけたものだった。


詐欺商法の一つに原野商法というのがある。

原野などの価値のない土地を騙して売りつける、手口はこうだ、例えばこの土地に近い将来、新幹線が開通する話しになっている、あるいはこの土地の一流企業の工場の進出計画がある、とにかく嘘八百を言って買わせる,購入する側も土地の値段、金額的にも安い、では一丁乗って見るか、先が楽しみだ、もしかして5年後土地の価格最低でも2倍にはなるかも、なんて事になる。

詐欺というのはその仕掛けが大きい程、騙されやすい、特に日本人はそういう傾向がある、

つまり、私が社長になったカナダの現地法人投資会社とはこの原野商法に似た商売であった。

トロント郊外、今でもそうだが住宅地建設が続いており、私の家の近所でも大規模住宅がどんどん建てられている、つい最近まで何にもなかった原生林が何千軒の家が建ち並ぶ大規模住宅街に変貌している、これを施工しているのは銀行と手を組んだ大手建設業者、さらにこの住宅地を提供する土地開発業者、不動産業者、

この投資案件を簡単に説明する。

先ず、広大な原生林、近い将来、大規模住宅建設用地の予定と謳う、そしてゾーニング、つまり区画整理の青写真も付ける。話しが架空でない事を見せる為に土地の議員の推薦文も載せる、

その区画整理図面に基づいた土地、1エーカー、500万で売る、売り方は土地の権利を債権化し、5年後の買戻し条項も契約に載せる、全く安全で確実に儲けが出る投資、住宅建設が始まれば必ず土地は値上がりする、

こうして妻の友人、この投資話しで沢山のクライアントに購入を勧め、彼自身、それこそ億単位の儲けを手にした、売買手数料である。更にはこの合弁先のカナダの不動産会社社長など日本に招待して親睦を図っていたりしていた。

これは後で分かった事であるが、彼自身も騙されていたようだ、何故なら私から弁護士事務所からの調査報告をしたら、全く信用していなかった。詐欺同然の原野商法、その認識は全くなかった。

とは言え、彼の投資話に乗った方々、彼を信用して乗った方ばかり、権利証と同じ物として発行された債券、及び契約書、だれも注意して調べなかった。

調査した弁護士事務所でも言っていたが上手く出来ている、見た目はまとも、だがよほど注意しないと見抜けない所が有り、行間に隠された意図が見えるとあった。流石、悪徳弁護士が作った物だと感心していた。

つまり、この契約書によれば公正な取引であり、後で発生した購入者側の不利益については免責が書かれている、その事がうまく契約書には載っており、素人が読んでもわからない仕掛けだそうだ。最初から訴えられるとわかっているのだ、

妻の友人、私の話しを信用せず、この合弁会社の投資事業継続させたがっていた。そりゃそうだ、手数料商売、売れば売るほど手数料が入る、しかし、いずれにしてもこの投資は破たんする、そうなれば被害者は訴訟を起す、当然現地法人社長である私も訴えられる、月1000ドルの給料で訴訟、冗談ではない。

私は即辞職を提案したが、事はそう簡単ではなかった。

続く、、、、、、、



註、一部読者からそんなにひっぱらないでえ~ と、コンプレインがありましたが(笑い),,,これは長い話しなのです。
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