死という事に関しての捉え方。

2012.11.01.23:20

先日記事にした同じ教会員の比国女性、ジエニー、ガルシアが亡くなったという知らせを妻から聞いた。

半年前までは元気であった。

子宮ガンから全身に転移、入院から僅か2ヶ月の命だった。

この女性、教会の熱心な信者で、健康には人一倍気を遣い、教会の教えの一つでもある菜食主義者だった。

癌がステージ4の段階(余命宣告段階)でも諦めず、自然食事療法と称する韓国人医師の施設に入ったが、助からなかった。


熱心な菜食主義者、敬虔なキリスト教徒、末期癌を人参ジュースで完治させたと謳ってセミナーまでやった韓国人医師、最後の望みで彼の高額な施設まで行った彼女、それは彼女の信じた過程で、それ自体のコメントはしないが、俗人である私にはなにか割り切れない思いが残った。

彼女はフィリピン女性、日本人で比国における葬儀に立ち会った日本人なら経験された方なら解るが、比国人の死に対しての捉え方、日本人とは異なる。

勿論悲しみはある、当然だが思いいれが少し違うような気がする。逝ってしまった人間にたいして、何というか、淡白な気がする。

これは国民性なのか、南洋の気候から来るのか、命の値段が安い社会構造のせいなのか、日本人の私にはよく解らない。



妻と私が通う教会、私は信者ではないが、この教会の教義解釈は知っている。

死は終わりではなく、永遠の命を得るまでの眠りの始まり、いずれ、イエスの再臨と同時に天国に引き上げられ、そこで、愛する者達と再会できる、つまり、ロンググッドバイ。

信じていない者にとっては理解できない死に対しての捉え方!

フィリピン人の多くはキリスト教徒、多少宗派が違っても基本は同じ、つまり、死とは次ぎのステップの為の段階であって、そこが終点ではないととする考えかた、


私自身は長年教会に通って来た、子供時代はカソリック教会、妻と結婚してからはプロテスタント教会、聖書も勉強したし、キリスト教の宗教学、その歴史もよく知っている。

だが、神を信じるには至っていない。

多分、宗教とは、考えるものではなく、ただ、一点、信じるか信じないか、だとは思うが、私にはその一点が越えられない。

これは私が思う事で宗教を否定するものではない、そう断わって書くが、すくなくとも私には永遠の命はいらない。

肉体が存在しない、光だけの天国はいらない、それは自然界に存在する命、限りがあるから命の尊さといとしさがあり、その命の存在が大事である筈、そしてその命には寿命があり、どんな生き物、人間も含めていずれくる、その意味では極めて公平である。

ただ、早過ぎる場合もあるし、驚くほどの寿命をまっとうする場合もある。まあ、多少のバラエテイはあるのはしょうがない。

人間に限っていえば、人生自体が不条理なもので、ゼイニーのように極めて健康に注意して生きたのに末期の癌になったり、この世の人生謳歌していたのに、突然の事故で死んだりする。

そんな反面、嫌われ、唾棄すべきような人間でもしぶとく生き抜く人間もある。

人生をどう生きるか、答えはない、それはある意味結果論でもあるし、本人の意思とは関係なく、他人の評価である。



とは言え、私にも愛する対象はある、その存在が失われた時、多分その悲しみ、喪失感は簡単には消えないと思う。これはその死を受け入れる事とは別の問題だ、そう思うが、

私自身、もう充分に生きた、是非とも長く生きたい、逸れは無い、死んだ後、天国で再会したいと思う人間もいない、生きている間に充分に思いが伝わればよい。


天国に肉体が存在し、美味しい酒や旨い食べ物があるなら、行って見たいが、これまでの悪行の数々、審査で駄目、当然だろうな!!(笑い)
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Re: No title

2012.11.05.04:55


Kavitaさん、始めましてになりますか?

トロントに来られましたか!次回は是非、我が家にもおこし下さい。

お話の中で、現世は過去世を辿っているような、そんな感じがする、とありましたが、この感覚、私にも良く、解ります。

実際に輪廻、生まれ変わり、何世代前に実在した人間の記憶を持つあるようです。或いはは臨死体験、このような体験された方の手記、細部は多少異なりますが、全体記憶では殆ど同じ、現代科学では解明できない未知の領域、人間にはある、そうかもしれません。

しかし、私も枯れてきました。

興味という事は生がまだ活発な証拠、今の所、頭はまだシャープですが、物事に対する興味が薄れてきました。

お迎えが近いかも(笑い)。

管理人のみ閲覧できます

2012.11.02.12:37

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

2012.11.02.02:20

亡くなられましたか・・・。
ご冥福をお祈りいたします。

僕は無宗教ですが嫁はクリスチャン。個々自由で良いと
考えています。一心は洗礼させようかと思っておりますが(笑)
昔は今が地獄で死んだら天国。。。と思っていた捻くれた子供
だった僕にとって親父さんが仰る通り 今を大切にしたいと
思っております。今更 改心しても間にあいませんが
これからの人生 色々経験し 色んな方々と出会い
今までの償いとして1つでも人の為になれればこれ幸いです。

僕は閻魔さんに笑って地獄って言われそうです(笑)
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